Oisixおせち2025

おせち料理に「紅白かまぼこ」を入れる意味・由来は?飾り切りの方法やアレンジレシピを紹介

おせち料理に「紅白かまぼこ」を入れる意味・由来は?飾り切りの方法やアレンジレシピを紹介

おせち料理の具材の定番の一つである紅白のかまぼこについて、込められた意味をご存知でしょうか。
この記事では、おせち料理に欠かせないかまぼこがおせち料理に用いられるようになった由来や、盛り付け方・飾り切りの方法などをまとめました。
食べ切れずに余ってしまったかまぼこをおいしく調理するアレンジレシピも紹介するため、かまぼこに関する理解を深めながら、より一層おせち料理を楽しんでください。

目次

おせち料理に「紅白かまぼこ」を入れる意味は?

まずは、おせち料理にかまぼこを入れる意味を紹介します。
一般的には、紅白の色の違いや形になぞらえ、以下の意味が込められています。

続いて、おせち料理に数の子を入れる意味を説明します。
一般的には、大きく分けて以下2つの理由が挙げられます。

・「めでたさ」や「魔除け」
・新年のおめでたい「初日の出」

紅白かまぼこの色に込められた意味|「めでたさ」や「魔除け」

紅白かまぼこは、紅白を揃えることで「めでたさ」を表します。
「紅」にあたる薄桃色の部分には、「魔除け」や「慶び」の意味が込められており、「白」にあたる部分は、「神聖さ」や「清浄」を表現しているとされています。
1年の始まりを、魔を退け清らかな気持ちで迎えたいと言う人々の思いが感じられるでしょう。

紅白かまぼこの半円形に込められた意味|新年のおめでたい「初日の出」

かまぼこは、新年のおめでたい「初日の出」を模した形になっています。おめでたい形状から、元旦に食べる最初の食事の縁起良さを引き立てます。
「日の出かまぼこ」と言われることもあり、地域によって呼び名は様々です。

おせち料理に入れる紅白かまぼこの切り方・飾り切り

のイメージ画像

続いて、おせち料理に数の子を入れる意味を説明します。
一般的には、大きく分けて以下2つの理由が挙げられます。

・市松
・松葉
・玉菊
・手綱
・三つ編み

よりシンプルで簡単な切り方については以下の記事で紹介しているため、ぜひあわせてご覧ください。
関連記事: 簡単かまぼこの飾り切りでおせちを華やかに

市松

まるで市松模様のように、紅白を美しく並べた飾り切りです。
市松」の飾り切りは、以下の手順で行います。

1.紅白かまぼこをそれぞれ1cm幅に切る
2.半円の中心で切り分けて、赤と白をまるで市松模様のように交互に並び替えたら完成

松葉

正月を代表する縁起物の一つ「松」をイメージした飾り切りです。
「松葉」の飾り切りは、以下の手順で行います。

1.1cm幅に切ったかまぼこを横に倒す(左側が平らで右側が半円になるように)
2.上部を1cmほど残しながら、左(平らな方)から1/3のラインに切り目を入れる
3.上下が逆になるように2.をひっくり返す(切れ目が上)
4.上部を1cmほど残しながら、右(半円側)から1/3のラインに同じように切り目を入れる
5.切った端をねじるように交差させ、ピンと立つ松の葉のように立体的な形を作れば完成

玉菊

黄色い錦糸卵やゆずの皮などをあしらうことで、菊の花をイメージした飾り切りです。
「玉菊」の飾り切りは、以下の手順で行います。

1.紅白かまぼこをそれぞれ2cm幅に切る
2.1.を半円の中心で半分に切り分ける
3.下(平らな底)から1cmほどを残した状態で、直角に縦横の切り目を入れる
4.切り目を花びらのように開き、真ん中に錦糸卵やゆで卵の黄身、もしくはゆずの皮などを飾って完成

手綱

綱をイメージした、波打つラインが美しい飾り切りです。
手綱」の飾り切りは、以下の手順で行います。

1.かまぼこを1cm幅に切る
2.りんごの皮を剥くようなイメージで、色の境目(半円側)を2/3ほど、半円を描きながら切り離す(うさぎのリンゴのようなイメージ)
3.切り離した部分の中央へ、縦に切り込みを入れる
4.中央の切り込みへ、切り離した部分の先端を内側からくぐらせ、引き出す
5.切り離した部分の先端を、元の位置へ戻して形を整えたら完成

三つ編み

手綱をさらにアレンジした、上級者向けの飾り切りです。
「三つ編み」の飾り切りは、以下の手順で行います。

1.かまぼこを1cm幅に切る
2.りんごの皮を剥くようなイメージで、色の境目(半円側)を2/3ほど、半円を描きながら切り離す
3.切り離した部分を、縦3等分に切り込みを入れる
4.3.の3つのラインを三つ編みにしたら完成

おせち料理に入れる紅白かまぼこの盛り付け方

重箱の中へ、かまぼこを始めとするおせち料理を盛り付ける際には、ちょっとしたコツがあります。
まずは、かまぼこや伊達巻きのように、ある程度の硬さがあり形が決まっているものから先に盛り付けましょう。
続いて、なますやきんとんなど、柔らかく形が変わりやすいものを後から盛り付けることで、スペースを調整しやすくなります。
盛り付けた時に、全体と比べて高さが足りないなら、かまぼこを下にも敷いて2段に重ねて調整してください。
かまぼこのように紅白の彩りがあるものは、「右紅左白(うこうさはく)」と言う考え方に則って盛り付けると美しさが増します。
日本では、古来より「華やかなものは右側に据える」と言う風習がありますので、紅色のかまぼこを右側に配置すると良いでしょう。
配置の工夫や先述した飾り切りなどで、盛り付けのアレンジが広がります。

紅白かまぼこの保存方法

お正月に向けてかまぼこを購入しても、使い切れずに余らせてしまうことがあるかもしれません。
かまぼこは、冷凍すると「す」が入ることで味が落ちてしまうと心配されることもありますが、実は工夫をすれば上手に保存できます。
冷凍保存する際のポイントは、水分が逃げないように、使う分量を小分けにすることです。
板から外したかまぼこは食べやすい幅にカットし、横並びにして5〜6枚ずつラップに包みます。
味が落ちないようにするには、スピーディに冷凍することがポイントです。複数枚を冷凍する場合は、重ねずに、横並びにしたほうが凍るまでの時間を短縮できます。冷凍可能な保存袋に横並びに入れ、空気をしっかり抜いてから口を閉じましょう。
冷凍庫に入れる際には、温度の伝達が早いアルミやステンレスなど金属製のトレーにのせることで、急速に冷凍できます。
上記の方法を行えば、1ヶ月ほどは保存できる見込みです。

余った紅白かまぼこの使い道・アレンジレシピ

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使い切れずに余ってしまったかまぼこは、なるべく早く食べてしまいたいものです。
毎日の献立にさりげなく混ぜ込むことで、早くおいしく食べ切るアレンジ方法をご紹介します。

ハムやチャーシューの変わりに炒飯の具材に

かまぼこは小さなさいの目切りにして、チャーハンの具材にします。かまぼこは淡泊な味わいなので、卵やエビなど他に具材をプラスしても、味を邪魔しません。
一番先に、かまぼこをゴマ油で炒めるとうま味がアップします。忙しいときのお昼ご飯にいかがでしょうか。

かき揚げの具材にしてそば・うどんのお供に

かまぼこを小さ目なさいの目切りにして、エビやホタテのようにかき揚げの具材にします。
紅かまぼこを入れると、彩りが良くなるでしょう。一緒に、春菊やニンジンの葉っぱをいれることもおすすめです。βカロテン豊富で、油と一緒に料理すると吸収力が上がります。
また、かまぼこのたんぱく質もプラスされ、バランスが整います。

チーズと一緒に卵焼きの具に

チーズと一緒に、卵焼きの具にするのもアレンジの一つです。
細かく刻んだかまぼこを卵液に混ぜて、卵焼きを作りましょう。
間にとろけるチーズを挟めば、家族みんなで楽しめるおいしい卵焼きの完成です。
卵液に小口切りのねぎも混ぜると、さらに美しい色合いに仕上がります。

細切りにしてサラダのトッピングに

かまぼこの旨味と優しい塩味は、生野菜とも相性が良いです。
ワカメや大根などを組み合せた和風サラダや、レタスやトマトにのせて洋風ドレッシングなど、いろいろお試しください。

かまぼこに込められた意味を知っておせちを楽しもう

この記事では、紅白かまぼこをおせちに入れる意味や、切り方・盛り付け方、保存方法にアレンジレシピなどを解説しました。
紅白の華やかな彩りで縁起の良いかまぼこは、おせち料理に欠かせない存在です。かまぼこの魅力を味わいながら、来年のおせち料理を楽しみましょう。
おせち料理を自宅で作る場合、調理の手間がかかり食材を余らせてしまう可能性があります。手間を省いて、手軽においしいおせちを楽しみたいなら、Oisixのおせちがおすすめです。
Oisixのおせち料理は、調理・盛り付け後に急速冷凍することで、作り立てのおいしさと鮮度を保っています。1〜2人前、2〜3人前などもあるため、ご家庭にあったものをお選びいただけます。
合成着色料や合成保存料は不使用で、余計な保存料や必要以上の濃い味つけなしに、素材本来の味を楽しめる健康的な味わいに仕上げています。
第三者機関の食質監査委員会が「子どもに安心して食べさせられる」安全基準を制定し審査しているため、お子様がいるご家庭にもぴったりです。ぜひチェックしてみてください。

Oisixのおせち2025はこちら

「おせち」の意味については以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひあわせてご覧ください。
関連記事:おせち料理の種類は?具材の意味や重箱への詰め方を解説

監修者:金丸 利恵(かなまる りえ)
おうちごはん研究家、管理栄養士、分子栄養学カウンセラー大手企業での栄養士業務、レシピ開発を担当。保健指導では2000名以上の食事指導を行う。その後独立し、料理教室を主宰し、食育やダイエットサポートなどあらゆる世代の食と健康に関わる。「食べることは、生きること」をモットーに、栄養指導やセミナーを通じて、食と栄養の大切さを伝えている。スーパーで買える身近な食材で、健康的においしく簡単に作れるレシピに定評がある。
監修者:金丸 利恵(かなまる りえ)
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