・江戸時代より続く老舗酒蔵「安福又四郎商店」
その酒造りの本質を知る、2銘柄飲み比べセット・安福又四郎商店の代表銘柄
上品な香りと深い旨みの「大黒正宗 純米吟醸 兵庫錦」・『ガラスの仮面』との縁から生まれた
凛とした香りと澄んだ辛口タイプの純米吟醸「紅天女」
担当スタッフのコメント
この商品のいちおしポイント
「飲食を豊かにする」老舗酒蔵の2銘柄飲み比べセット
安福又四郎商店のポリシー。それは「飲食を豊かにする」という事。
料理の繊細な味わいをより引き立て、食卓を囲む人々の笑顔を作り出す酒造りを、1751年の創業以来、ひたむきに続けてきました。
そんな安福又四郎商店自慢の、2つの銘柄をセットにした商品をご用意しました。
いずれも兵庫県が誇る酒造好適米「山田錦」直系の酒米を使いつつ、それぞれの製法により、味わいや香りに個性を持たせた「食事に合う」食中酒です。
ぜひ、料理と一緒に、その違いをお楽しみください。
安福又四郎商店の代表銘柄「大黒正宗 純米大吟醸 兵庫錦」
代表銘柄「大黒正宗」は、飲食を豊かにすると言われる七福神の一人「大黒天」を由来とします。
「山田錦」の特性の一部を受け継ぎながらより育てやすく改良を重ねた山田錦の次世代米「兵庫錦」を原材料に、濃醇で旨口、ごく少量生産の手造り酒です。
酒造りの名水「宮水」特有の強い酒質を持ち、瓶詰め後も熟成して味がのってくる「灘酒」の正統な系譜で、日本酒という醸造酒が持つ魅力を存分に感じられるお酒です。しっかりした旨みがありつつも、舌にべたりと残らないキレの良さで、料理と互いに引き立て合います。
白身の魚から旨味の濃い肉まで、素材の良さを生かしてつくられた料理との相性は抜群です。
『ガラスの仮面』との縁から生まれた純米吟醸 「紅天女」
ベストセラー漫画『ガラスの仮面』の作者である美内すずえさんと、安福又四郎商店の縁から生まれた日本酒。
阪神・淡路大震災の復興支援のために神戸を訪れた際、美内すずえさんは、初めての対面で安福又四郎商店の蔵元が見せた「庭の梅の古木の写真」を見て驚きました。それは当時、美内すずえさんが描こうとして描けていなかった「紅天女の仏像」を、その梅の古木のシルエットに鮮やかに見たからです。
その梅の古木のシルエットに見た紅天女のイメージが、この純米吟醸 「紅天女」のラベルと箱にも描かれています。
この紅天女は、全てを人の手による手仕込み、土地の酒造名水「宮水」、土の恵みを受けた山田錦直系の稲「兵庫夢錦」を使い、六甲山を吹き下ろす風「六甲颪(おろし)」の力を借りた昔ながらの寒造りで、「一回火入れ」による強さを手に入れた日本酒。
凛とした香りにキレのいい辛口の純米吟醸。澄んだ旨みある味わい、料理を邪魔しない香りは穏やかで、軽く冷やして呑むのがおすすめ。
刺身などの和食のほか、野菜のおかず、揚げ物にレモン、鍋、麺、ソース系、中華料理など、幅広い料理との相性がいい万能タイプの食中酒です。
仕込み水として使われる、灘の酒造名水「宮水」
灘五郷には、江戸時代に発見された「宮水」と呼ばれる酒造りの名水があります。
500m四方からのみ湧き出るその井戸水は、3本の伏流水が合流する絶妙なバランスで成り立っています。
2本は、かつて海だった地帯を通り、そして1本は、六甲山から下り降りる急流です。
「宮水地帯」ではその3本が合流し、酒造りに必要な成分だけを豊富に備え、できあがった酒を熟成させ味わいをのばすという「宮水」が生まれました。
安福又四郎商店では現在も、この「宮水」を井戸より汲み上げて、仕込み水として使用。「宮水」がもたらす強い酒質と、熟成の恩恵を最大限に生かす酒造りを行っています。
このお店のここがスゴイ
日本有数の酒所「灘五郷」に続く老舗酒蔵
1751年創業、日本有数の酒造地帯「灘五郷」の一角にあって、一番小さな酒蔵「安福又四郎商店」。
酒造りの名水「宮水」と、兵庫県が誇る「山田錦」を筆頭とした優れた酒米、それを精米する六甲山麓の水車群や六甲の気候風土、丹波杜氏の腕と技が結集した<灘五郷>で醸された日本酒は、味も品質もよく「下り酒」として江戸へ運ばれ評判を博しておりました。
その中でも「安福又四郎商店」は、大正12年の関東大震災までの永きに渡り、水戸藩御用蔵として代々御用酒を納めた程の、高品質の日本酒を作る蔵として知られていました。
一度は廃業を決意し、灘五郷の仲間に支えられた酒造
1995年。安福又四郎商店がある神戸「灘五郷」の御影地区をも襲った阪神・淡路大震災。安福又四郎商店は9棟の木造蔵を失います。
なんとか倒壊をまぬがれた最後の1棟である鉄筋蔵で続けられる酒造りを…と、それまでの大量生産できる機械造りを捨て、全て吟醸以上の手造りのみの小さな蔵へと体制を変更します。
しかし、2013年。その最後の蔵も老朽化により使えなくなり、設備の更新ができない安福又四郎商店は、廃業を決意せざるを得ませんでした。
そんな安福又四郎商店の危機を救ったのが、同じ灘五郷の仲間であり、日本最大の酒蔵である白鶴酒造。社長自ら「うちの蔵で造ってはどうか」「同じ仲間だ、それに、灘の多様性が失われるのは惜しい」と救いの手を差し伸べたのです。
こうして白鶴酒造の蔵へ、安福又四郎商店の杜氏と蔵人が出向き、互いに助け合いながら酒造りを行うという、前代未聞の取り組みが行われました。当初はお互いの酒造りの違いに驚く事も多かったというこの取り組みは、灘の酒造りに誇りを持つ両社の熱意と思いやりにより、今も尚、続けられています。
こうして、安福又四郎商店が残したかった酒の味は守られたのです。
「飲食を豊かにする」受け継がれる酒蔵の想い
安福又四郎商店のポリシーは「飲食を豊かにする」こと。
受け継がれる伝統として、地元の素材を活かし、食事にバランスするしっかりとした味わいやふくらみがありながらも、キレがよく口にべたりと残らない。そんな酒造りを続けてきました。
近年では食中酒としての日本酒を軸に、「和牛をよりおいしく食べる」「季節毎に旬の食材などに合わせて酒質を変える」といったテーマ性を持った日本酒造りや、ノンアルとしての水出し専用玄米茶「88」の発売など、食をより豊かに楽しむ提案を続けています。
安福又四郎商店
安福 愛
当蔵は日本有数の酒どころ「灘五郷」にある、社員がたった5人の小さな酒蔵です。江戸時代に酒造りを始め、手仕込み少量生産で、旨みとキレのバランスで料理と引き立て合う「食中酒」としての日本酒を大切に酒造りを続けてまいりました。
飲んでもおいしい、はもちろんですが、お料理とあわせるともっとおいしい!がお楽しみいただけます。
おいしいお召し上がり方
「大黒正宗 純米大吟醸 兵庫錦」おすすめの楽しみ方
常温〜軽く冷やしたくらいがおすすめです。
常温では、甘みや旨みが感じやすくなります。ワイングラスでもお楽しみいただけます。
純米吟醸「紅天女」おすすめの楽しみ方
軽く冷やしたくらいがおすすめです。
常温ではより旨みが感じやすく、きりりと冷やすと喉越しが心地良いです。
お届けする商品はこちら
日本酒「大黒正宗 純米大吟醸 兵庫錦」と日本酒 純米吟醸「紅天女」
各720ml 1本
販売終了
安福又四郎商店 日本酒飲み比べセット
6,440円(税込7,084円・送料込)
■ご注文受付期間 : -
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※お届け先の地域によって、到着指定日時をお選びいただけます。ご注文を進める際にお選びいただけますので、ご安心ください。
商品情報
■規格 :
1セット
■セット内容 : 純米大吟醸「大黒正宗」:720ml、純米吟醸酒「紅天女」:720ml
■産地 : (製造地)兵庫県
■原材料 : 米(兵庫県産)、米麹(兵庫県産米)
■賞味期限 :-
■保存方法 :■純米大吟醸「大黒正宗」:冷蔵 ■純米吟醸酒「紅天女」:常温
■七大アレルゲン :なし
※七大アレルゲン:卵、乳、落花生、そば、小麦、えび、かにを表記しています。
■のし対応 : 不可
■商品の配送 : 「 ヤマト運輸 」にてお届けします。
企画担当
ながい
日本有数の酒造地帯「灘五郷」の西端、御影地区にある小さな酒蔵「安福又四郎商店」。
1751年の創業以来、地元兵庫県の素材を活かしながら、食事に合う酒造りを続けてきました。その長い歴史の中で訪れた苦難も乗り越え、新たなチャレンジを続ける「安福又四郎商店」の酒造りに対するスタンスや本質を、お客さまにも知っていただきたい。
その想いから、伝統的な代表銘柄と、様々なシーンで活躍できる華やかな1本の、飲み比べセットをご用意しました。
いずれも、様々なカテゴリーの料理に合う、上質な食中酒としてお使いいただけますので、特別な日、大切な人たちと囲む食卓に、ぜひ取り入れていただければと思います。