たたきごぼうの由来と作り方

たたきごぼうの由来と作り方

ごぼうは縁起のいい食材としてお正月料理に登場しています。おせちに入っているごぼうの由来と作り方をまとめました。

おせちに入るごぼうに込められる意味とは

ごぼうは地中に長くまっすぐ根を張ることから縁起のいい食材として有名です。家の基礎が堅固であることを祈りおせち料理に使われます。お正月に宮中で配られる花びら餅(和菓子)の芯にもごぼうが用いられるなど、ごぼうなしではおせち料理は語れないほど大切な食材です。

健康にもよい食材として大人気のごぼうの旬は秋から冬。ぜひおせち料理には美味しいごぼうをたくさん食べたいところです。

縁起がよいだけでなく、健康にもいいごぼうは新年を迎えるときに食べる食材として外せないものですね。

たたきごぼうの作り方とポイント

たたきごぼうとは、柔らかく煮たごぼうを延べ棒で叩き調味料をしみ込ませた美味しいおせち料理。関東の方はあまりなじみがないおせち料理ですが、関西の一部地域では祝い肴三種として出されているようです。

たたきごぼうの作り方

材料
  • ごぼう1本
  • 醤油大さじ2
  • だし汁大さじ1
  • みりん大さじ1
  • 砂糖大さじ1
  • 白ゴマまたは黒ゴマ適量
作り方
  1. ごぼうを洗い、皮をむきます(もしくはたわしで洗い皮をはがします)。
  2. 3〜5cm程度に切り、水にさらしてアク抜きをします。
  3. 沸騰したお湯にアク抜きしたごぼうを入れ、5〜10分ほどゆでます。
  4. ゆで上がったらビニールに入れて布巾をかけ、上から延べ棒でごぼうを叩きます。
  5. 多少形が崩れる程度叩いたら、調味料とゴマを入れてまぜ合わせます。

ポイントは、叩きすぎないこと。形が崩れると揃って切った美しいごぼうが台無しです。しかし、叩きが弱すぎると味がしみ込みにくく、加減が難しいところです。多くの家庭は白ゴマを使いますが、黒ゴマを使ってもOK。見た目も高級感が出て素敵なおせち料理の一品となります。ゴマは既製品のすりゴマを使っても問題ありませんが、合わせる前にすった方が香り高く、美味しく仕上がります。

たたきごぼうは関西のお料理ですが、おせち料理の一品として見た目も美しいお料理で、しかも簡単に作ることができます。ぜひ作ってみてください。

たたきごぼう以外にも大活躍!おせちで人気のごぼう料理

冒頭でも少し触れましたが、たたきごぼう以外にもおせちでよく見かける人気のごぼう料理はたくさんあります。

煮しめ(筑前煮)

ごぼうに加え、たけのこ・にんじん・しいたけなど和風調味料に合う野菜と鶏肉や海老などを加えて煮込んだ料理。おせち以外でも食べる機会が多いですね。

花びら餅

ごぼうの芯と白味噌餡をピンク色のお餅で包んだかわいい和菓子。平安時代から新年行事に使われてきた宮中のおせち料理の一つです。

きんぴらごぼう

千切りのごぼうやにんじんをフライパンで炒めて調味料を加えるシンプルな和食のお料理。おせち料理で時々使われています。

牛肉や鶏肉の八幡巻き(やわたまき)

煮て下調理したごぼうを牛肉や鶏肉、うなぎなどで巻いて甘辛く煮込むお料理。京都の八幡村(現八幡市)に伝わる伝統料理からこのような名をつけられています。

のイメージ画像

Oisixのおせちに入るごぼう料理をご紹介

Oisixのおせち「高砂」には豚八幡巻が、「栄福」には牛八幡巻が入っており、どちらも本みりん、砂糖、しょうゆ、清酒、だし(かつお節、昆布)等で味付けをしています。洋酒・日本酒ともに合うだけでなく、お子さまにも美味しく召し上がっていただけます。

ほかにもさまざまなおせちを多数ご用意しておりますので、新年はOisixのおせちをぜひお試しください。